Rhus-tox

 

ウルシ科ツタウルシ Poison Ivy

 

触れるとかぶれるウルシから作ったレメディーで、皮膚、神経、関節まで、非常にさまざまな症状をもちます。ウルシですから、皮膚は大切な症状の出る部位ですが、もう一つの特徴としては、「落ち着きがない」ということがあります。

 

「落ち着きのなさ」と言っても、それがどういうところからくる落ち着きのなさか、というのは重要です。たとえば、ヒ素のレメディーであるArsenicumだと、内面的な不安感があります。多くの恐怖、特に死に対する強い恐怖です。Rhus-toxの場合はというと、どこからくるかはともかく、とにかく落ち着きなく何かをしたい感じがあり、その結果、硬く硬直していきます。

 

動きたくてしょうがない。何かを動かしたい。だけれども、それをすると、痛い。この代表的なものが捻挫です。捻挫をすると患部はこわばってきます。違和感があって、少し動かすと痛くなる。でも、こわばってきて、また動かしたい。落ち着きのなさと硬直があります。そして、夜に悪化します。おびやかされている感じ。懸念している感じ。アル中の妻、という描写もあります。何が起こるかわからず、落ち着きがない状態ですね。

 

関節にまつわるいろんな症状によく作用します。