Bellis-perennis

 

キク科ヒナギク属 デイジー

 

これもキク科のレメディーで、よく使われるのは、身体の深い部分に何らか打撲的な障害を負って、そこから痛みが抜けないときです。胎児が手足をのばして、内部を蹴られたときの痛みなど、身体の内部が打撲したような痛みに、非常に役立ちます。

 

Arnicaは、比較的表面の打撲的な、ヒリヒリした痛みですが、Bellisはさらに深い組織に障害をおっています。尾てい骨を打って、中が重い感じに痛い。奥の痛みが抜けないときにBellisを摂って、その後、またArnicaを摂る、ということも行われます。

 

帝王切開などで、組織の中に障害を受けた場合も、Bellisは役に立ちます。Arnicaにとてもよく似ているけれど、より奥の打ち身、障害です。

 

マテリアメディカにあります、「鉄道性脊柱」というのも、面白いですよね。むち打ち症のようなものだと思います。何か、自由にならない姿勢のまま衝撃を受け、衝撃がずっと抜けない。「過酷な肉体労働をしてきた人、長旅をしてきた人」というのも、面白いですよね。表面より中がダメージをうけて、たまってしまっている。

 

また、「乳房をぶつけて発症」というのがあります。ぶつけて、その影響で、中の組織が痛んで硬化し、ガン化するわけです。そういうときBellisも重要な候補の一つです。