涙と一緒に流れたもの

35歳 女性 団体職員 2015年4月26日

 

 

 

 症状としては、夜布団に入ると涙が溢れて止まらないというものだった。時には声を堪えなければ嗚咽が漏れて聞こえてしまうのではないか思うほどの悲しみの涙、時にはただスーっと頬を伝って流れて行くのを感じるだけで、自分の感情とは切り離されてただ儀式になっているような涙だった。こんな状態が半年以上、一年近く続いていることに、頭がおかしくなったかと思う反面、原因はだいたい分かっているので、問題が解決しない限り楽にはならないと思っていた。

 


 こんな状態につける薬もないと思っていたけれど、でもホメオパシーのことを聞いて、さっぱり分からないけれど、もしこんな状態に効くようなものがあるとすれば、ホメオパシーなのかもしれないと思った。

 

 

 ホメオパスに尋ねられたことは、もちろん原因となるような事柄もあるけれど、寝る時の格好から好きな食べ物まで話すこと2時間くらい。

 

 

 しばらくして私に処方されたのはセピア。どんなものだろうと思って調べてみるとイカさんだった。どっかのHPで説明を読み、確かに当てはまるものもあるけれど、当てはまらないこともある。さて効果はイカほどかと思って飲んでみた。

 

 

 まず、半年以上続いてきた涙がその晩から止まった。胸の中に一本筋が入ったような感覚があり、ピタっと泣かなくなった。こんな風に作用するとは、全く思っていなかった。解決していない問題がまだそこにあるのに、荒れていた心が、穏やかになった。

 

 

 「愛しているということ・・・」12年くらい、この言葉から始る文章が頭を離れずにいた。この言葉の続きを探しているけれど、ぴったりくる文章が思い浮かばない。何か言いたいのだけど、文章が見つからない。そんなもやもやした気持ちが続いていた。

 

 

 だいたい、原因が恋愛なのか子供ができないことなのか、その辺の境目ははっきりしなかった。兎に角メソメソ泣いてまるで女みたいだ(女だけど・・・)しょうもないと思っている自分が他方でいる。でも今思えば、恋愛で苦しんでいるということもあっただろうけど、自分の思う通りにできない、その自由を奪われていること自体が私の問題だったのだと思う。両想いなのに、一緒になれない。自分の思うままに動きたいのに、一方で責任感の強さから、これは成熟させるべきではないという抑制が働く。それに、子供が欲しいのに、できない。子供は自然に生まれてくるのが一番だと思っているのに、自分ではどうにもならない。そういう自由にならないことへの葛藤で涙は溢れていた。

 

 

 変わったことは、涙が止まったことだけではなかった。生理痛が明らかに改善した。それから、昔出た痛みがまた出た。数年前に潰瘍になった時と同じ痛みを胸の奥に感じた。実際にかかった時はのたうち回るほどの痛さだったけれど、そこまで痛かったわけではなく、ただ感覚的に、痛みがあの時と一緒だと感じた。それもすぐ和らいでいった。更に、これまた数年前にあった時と同じ胃がキューっとなる痛みが出た。

 

 

 私はめったなことでは病院にも行かないし、薬も飲まない。でも、この2回の痛みが出た時の病気では、病院の薬に頼っていた。その他、親知らずが活発になって痛くなり、もう一度レメディーをとることで痛みが改善するという出来事もあった。

 

 

 科学と神秘の狭間で、実際に自分に何が起こっているのかを理解するのは困難である。ただ感謝しているのは、自分のレメディーを見つけてもらったことで、自分という人間への理解が進んだこと。また自然界のものが私の中で作用したことを感じ取る中で、地球の一部として存在し支えられている感覚を得たこと。囚われた自分の身を一歩ひいて見るきっかけをもらって、また前に進む力を得た。心から感謝している。


 

(文:本人)

 

 

 

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