初めての歯医者さん

 

2014年3月15日

 


小学校に入る前の娘に、歯科治療を受けさせる必要が出てきたため、インターネットで探しまわり、ようやく納得のいく歯医者さんを見つけました。愛媛県松山市まで船で行き、今ようやく帰ってきたところです。

今まで、ホメオパシーを学ぶ中で、歯に関してはどう考えるべきなのか、混沌とした状態でやってきました。体のほかの部分と違って、削ればもう再生の難しい歯ですが、虫歯になれば、やはり削らなければいけないのか? いいレメディーが探し当てられれば、虫歯の進行を止められるんだということは確認できたけど、もう穴の空いてしまった歯については、どう対応すべきなのか?

そんな疑問いっぱいの中、点ちゃんと、ついでに私も診てもらったのですが・・・いや〜すばらしかった。歯というものについての見方を変えられました。

この歯医者さんでは、虫歯なんていう、病の「結果」については、まるで見ない。まず見るのは、顎のライン、そして噛み合わせ。それが右、左、どちらにずれているかを確認しながら、歯の噛み合わせ、全体を変えられるポイントになる部分を、ほんのすこーしだけ削ります。つまり、神経はもとより、虫歯も、健康な歯も、なるべく「削らない」し「詰め物もしない」のが、この歯科の基本方針なのです!

そもそも虫歯とは、何なのか。人間の奥歯はものすごい力をかけてものをかんでいるのですが、ストレスがあると、さらに、必要以上に歯を食いしばるようになり、すると心臓や内臓に負担が生じます。で、歯を食いしばり続ける生活を続けていると、歯にはひびが入り、免疫力も落ちるために、口の中の菌は繁殖するし、そのひびから酸が入り、そこから虫歯になっていくことで、歯をもろくしたり、歯周病になったりする・・・。困ったなあ、と思うでしょう、でもね!

 

実は歯は、虫歯や歯周病になることで、なんと心臓病や内臓の病になることから、体を守っているというのです! もしそういう歯に、硬い詰め物をして、
さらに歯を食いしばらせ続ければ、どうなるでしょう? 体のあちこちにひずみが生じ、心臓をはじめ、いろんなところに疾患が出てしまいかねない、というわけなのです。

人間という体の、なんたる神秘。歯も歯周病も、愛おしく思えてくるではありませんか! 人間の生命力は、なるべく命に関わらない、周辺部分に病を表出しようとする、というホメオパシーの基本的な考えに、完全に沿っていて、いたく感動しました。

車も歯も同じで、純正部品が一番。いくら虫歯があっても、進行が進んで穴が空いたときに、その穴を埋めてあげればいいだけなので、虫歯部分に硬い詰め物をするためだけに、歯の健康な部分まで削るのは、まさにもったいない。というのが、この歯医者さんの基本的な考えです。

ですから、もし虫歯で穴が空いていて、そこに菌が繁殖しやすい場合には、なるべく、歯が少しでも再生しやすいように、
虫歯はまったく削ることなく、簡単な素材でちょちょいと埋めてあげるだけでした(歯も、生きているうちは、再石灰化という方法で再生しようとしていて、削らなければ、奥にある虫歯がそのまま消える場合もあるらしいです!)。


人という体の全体を見て、その全体に必要な変化が始まるように、噛み合わせを通じ、ほんの一押ししてあげるだけ。噛み合わせのひずみで、虫歯が生じている場合には、噛み合わせを改善させることで、虫歯自体も改善する可能性があるわけです。でも、その一押しを、どこに入れるか、は、ものすごい知識と経験をもとにした、職人技だと感じました。だって、その一押しで、虫歯になった歯の再生化まで促そうとしているわけですから。

「歯医者なんていらないんですよ、歯科に行けば行くほど、歯がだめになる。
僕の仕事は、歯科治療を受けた人たちが、被っている被害の後始末ですよ」

だそうです。かっこよくない?笑
「次の治療は、いつ来たら理想的ですか?」
「もう来なくていいよ」

ホメオパシーのことはご存知ないか、信用していないか、のどちらかのようでしたが、根底に流れる思想のところで、ばっちり“かみ合って”しまった歯医者さんでした。

 

※写真は、保険診療ではないので、治療費を抑えるために、中古のマッサージチェアと、懐中電灯で治療を行っている、かなりおもしろい診療室。こんな歯医者さんが、人生初の歯科治療になったけど、それが特殊なこととは知らず、ただご満悦の愛娘。

 

 

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